はじめに

ヤッホオ、サイトオです🦏
「これからオーストラリアのレストランで働くけど、英語が心配…」
「オーストラリアに住むことになったけど、食文化ってどんな感じなんだろう?」
「オーストラリアに伝統料理ってあるのかな?」
疑問や不安に思っている方はいませんか?
オーストラリアのレストランやパブでは、地元の食材を活かした料理が多く提供されており、日本とは異なる独自の食文化が楽しめます。
この記事では、2年弱ローカルのレストランやホテルで働く私が、実際のメニューをもとに、よく使われる食材や料理名、英語表現、ワインとの組み合わせなどをまとめました。
私が働き始めた当初はオーストラリアの代表的なメニューさえ知らず、
配膳するときに一つ一つ名前を確認して時間がかかることが多かったです。
(知らないものは知らなくて当たり前なのですが、パルマなど代表的なものも知らず驚かせました)
ワーホリ前の方、渡豪前の方、ぜひ参考にしてみてください!
※随時更新予定です!
メニュー構成
基本的にどこに行っても、多く分けてもこんな感じのメニュー構成になっていることが多いです。

- Starters・Entrée ・Grasing(前菜)
- Mains(主菜)
………パブスタイル、グリル料理、モダン・オーストラリアン、アジア風など - Salads
- Burgers
- steaks
- Sides
- Kids Menu
- Desserts

日本と比べてステーキやハンバーガーが項目としてメニューに載っていることが多い気がします。西洋文化という背景だけでなく、畜産業が盛んなことも理由として挙げられそうです。
また、オーストラリアはグルテン・フリーやデイリー・フリーなどへの意識が高く、メニューに表示されていることも多いですし、注文をとっていると確認やリクエストを受けることがめっちゃくちゃ多いです。
よくあるメイン料理・食材
<よくあるメイン料理>





- Chicken Schnitzel(チキン・シュニッツェル)
チキンにパン粉をつけて揚げた料理。レモンを添えて提供されることが多い。シュニッティーってオージーらしくお茶目にいう人もいるので、脳内ですぐにシュニッツェルのことだなって変換してください(笑) - Chicken Parmigiana(チキン・パーミジャーナ)
パン粉をまぶして揚げたチキンに、トマトソースとチーズをのせて焼いた料理。サラダやチップス(フライドポテトのことはチップスと呼びます)と一緒に提供されます。上の項のシュニッツェルの進化版みたいな感じです。 - Fish and Chips(フィッシュ・アンド・チップス)
白身魚のフライとフライドポテトのセット。ターテーソース(タルタルソースのこと…)やレモンを添えて提供されます。 - Barramundi(バラマンディ)
オーストラリア原産の白身魚。グリルやフライで調理され、ヘルシーな選択肢として人気。たまにバラって言ってくる人もいます。 - Salt & Pepper Squid(ソルト・ペッパー・スクイッド)
オーストラリアではイカリング(リングになってないこともしばしば)がメイン料理になることも多いです。 - Wagyu Beef Burger(和牛・ビーフ・バーガー)
オーストラリアでも和牛はめちゃくちゃ人気です! - Steak (250g)(ステーキ)
さすがオージー・ビーフの国。ステーキメニューも豊富です。
うちのお店で提供されるのは以下の3つです。
・スコッチフィレ/リブアイ
・サーロイン/ポーターハウス
・ランプ - Bangers And Mash(バンガー・アンド・マッシュ)
イギリス料理の代表格で、オーストラリアのパブでも定番。主にポークソーセージの俗称としてバンガーという言葉が使われているそう。なので、ソーセージ&マッシュポテトの料理です。 - Lamb Shank(ラム・シャンク)
シャンクとは牛、羊、豚などの後ろ足の下部の肉のこと(すね肉)。 - Kangaroo Loin(カンガルー・ロイン)
- Spatchcock(スパチコック)
鳥を平らに開いてグリルやローストする料理方法のことで、メニューにもそのまま表記されることがあります。Dispatch the cock(鳥を素早く仕込む)という表現が短縮されたことが由来だそう。
※メインディッシュの付け合わせは大体チップスとサラダのことが多いです。(served with chips & salad)

基本的にイギリス文化の影響を強く受けた西洋料理、アジアン料理、それかベジタリアン・ヴィーガン対応の料理かに分けられそうですね。
よくあるサイドディッシュ
- Chicken Nuggets(チキン・ナゲット)
- Fish Bites(フィッシュ・バイト)
- Mini Burger(ミニ・バーガー)
- Chips(フライド・ポテト)/Fries
ややこしいのが、袋に入ったポテトチップスもチップスって言うんですよね。
あえて言い分けるなら、Hot Chips/Packed Chips です。 - Buffalo Wings(バッファロー・ウィング)
鳥の手羽を揚げてからピリ辛のバッファローソースに絡めた料理
よくあるソース

- Aioli(アイオリ)
例えるならガーリック入りマヨネーズ。結構好きです! - Tartare(タルタル)
マヨとピクルスや玉ねぎを混ぜたソースで、フィッシュアンドチップスなどの揚げ物にピッタリです。 - BBQ(バーベキュー)
- Gravy(グレイビー)
日本だとローストビーフやチキンにかかっていることが多い、茶色いソース。こっちの人はチップスにも合わせたりします。 - Jus(ジュー)
肉汁ベースの濃厚なソース。焼いた肉の汁に赤ワインやブイヨンを加えて煮詰めたもの。Red Wine Jusなど、呼び分けたりもします。 - Mushroom(マッシュルーム)
- Peppercorn(ペッパーコーン)
ペッパーソースのこと。最初の頃はペッパーコーンと言われて、???となっていました…。コーンにはとうもろこしの意味だけでなく、穀粒の意味もあるようです。 - Chimichurri(チミチュリ)
ハーブとビネガーが効いたサッパリ系のソース。 - Sweet chilli(スウィート・チリ)
言わずもがなです。日本でもベトナム料理屋さんで春巻きと一緒に食べたりしますよね。 - Ranch(ランチ)
マヨ、ガーリック、ハーブなどを混ぜたソース。個人的には酸味が強くてあまり使いません。 - Sriracha(シラチャ)
タイ発祥のホット・チリソースで、スーパーマーケットでも普通に売ってます。ホットソースある?と聞かれたらシラチャを出せば問題ないです。 - Hollandaise(ホランデーズ)
エッグベネディクトに使われるレモン風味のバターソース。朝食メニューのオプションで付け合わせられることもあります。 - Diane(ダイアン)
ステーキソースの一種。実はうちのレストランでは提供していないのですが、「ダイアン・ソースある?」と聞かれまくるので覚えました。ウスターソースやマスタードを使って作られます。 - ミント(ミント)
その名の通り、ミントを使ったソース。合わせる料理によっては微妙ですが、ラム肉に合わせて食べるとなかなか良い感じになります。オーストラリアはラム肉をめちゃくちゃ食べる国です。
よくあるデザート
- Sticky Date Pudding(スティッキー・デーツ・プディング)
しっとり目のデーツ入りのケーキに、トフィーソースをかけて食べる温かいデザート。バニラアイスやカスタードと一緒に出されることが多いです。 - Eton Mess(イートン・メス)
メレンゲ、ホイップクリーム、苺がのったプレート。 - Pavlova(パバロヴァ)
外はカリカリ、中はふんわりしたメレンゲに、生クリームと季節のフルーツを載せたケーキ。 - Lamington(ラミントン)
スポンジケーキをチョコレートソースでコーティングし、ココナッツを塗したキューブ状のお菓子。 - ANZAC Biscuits(アンザック・ビスケット)
オート麦、ココナッツ、ゴールデンシロップを使ったビスケット。戦時中に兵士に送られた歴史があり、アンザックデーという祝日もあります。日本人なら一度調べておくべき歴史です。
ドリンクとの組み合わせ例

- 肉料理:Shiraz(赤ワイン)
- 魚料理:Sauvignon Blanc、Chardonnay(白ワイン)
- サラダ・前菜:Pinot Noir(赤ワイン)、Rosé
- デザート:Moscato などの甘口デザートワイン

バーで働いた体験談の記事はこちらです。
🦏【ワーホリ体験談】オーストラリアのバーレストランで働いてみた!<仕事内容・給与・英語フレーズ>
🦏
日替わりメニュー事情:Sunday Roast とは?

「Daily/Weekly Special(日替わり/週替わりスペシャル)」や「Sunday Roast(日曜限定ロースト)」は、限定メニューとして非常に人気があります。
Taco Tuesday(タコス・チューズデー)など、特定のメニューを日替わりで推したりすることもあります。
- Sunday Roast(サンデーロースト)
日曜日に提供される伝統的なロースト料理。日曜日の礼拝後に食べるごちそうが起源としてあります。ローストビーフやチキン、ラムなどに、ローストポテトやヨークシャープディングが添えられます。私が働いているレストランも日曜だけローストメニューが追加されます。
ワーホリに来てから熱心なキリスト教である人に一度も出会ったことはありませんが、私が高校生の時にホームステイをした家族は食事前に毎回アーメンを唱えるお祈りをするご家庭でした。当時の私はとてもカルチャーショックだったことを覚えています。
その他の表現
- Chargrilled(炭火焼き)
- Dukkha(デゥカ)
ローストしたナッツとスパイスを混ぜて粉砕した香ばしいミックス調味料。 - Corn Rib(コーンリブ)
とうもろこしを4等分などにしてカットした状態。Ribとは肋骨のことで、スペアリブのリブに似ていることが由来だそう。 - Sanga(サンガ)
オーストラリアのスラングでサンドウィッチのこと。 - Vegemite(ベジマイト)
オーストラリアを代表する国民食。ビール酵母の抽出物や塩から作られたペーストで、トーストに薄く塗ってたべるのが定番。好き嫌いが分かれると言いますが、私は結構好きでした。匂いがあるので、それが苦手な人はいるかも。 - Halloumi(ハルミ)
キプロス発祥のチーズで、見た目は豆腐のようですが、結構歯応えがあります。塩味があり、ハルミステーキやハルミサラダとして使用されます。
まとめ
オーストラリアのレストラン文化は、日本とは異なる表現やスタイルが多くあります。
事前にこうした表現を覚えておけば、メニュー選びがもっと楽しくなるはずですし、
現地で働くときにもスムーズにサービスすることができるでしょう!
昔オーストラリアに住んでいた方にとっては、懐かしい記事になっているかもしれません。
本サイトでは、オーストラリアでの海外生活×資産形成をテーマに、
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