はじめに
ヤッホオ、サイトオです🦏
「ワーホリでバーテンダーを目指しているけど、日本と比べてどんなお酒があるんだろう?」
「RSAをとったら仕事の幅が広がるって聞いたけど、実際どんなことをするの?」
こんな疑問を感じている人はいませんか?
私は渡豪して1年弱経った頃に、本格的にバーで働くようになりました。

私はほとんどお酒を飲まないタイプだったので、
最初はめちゃくちゃ緊張しましたし、実際めちゃくちゃ苦労しました…。
そもそも脳にインプットされていない単語って、より一層聞き取れないんですよね。
今回の記事では、バーに並んでいたさまざまなビールやシードルを一覧にしました。定番から珍しいものまで多数!
気になる1本を探す参考にしたり、これから外国のバーで働きたいと思っている方、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ざっくりお酒の分類分け
お酒は大きく以下の3つの方法で分類されます:
- 醸造酒:原料を発酵させただけ。アルコール度数が比較的低い(〜15%程度)
- 蒸留酒:醸造酒をさらに蒸留して濃縮。アルコール度数が高い(30%以上)
- 混成酒:醸造酒や蒸留酒に香料・甘味・果実などを加えたもの 幅広い種類がある
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醸造酒(Fermented Alcohol)
- ビール
- ワイン
- 日本酒
- シードル(サイダー)
- マッコリ
オーストラリアのバーで楽しめる「タップビールの種類」
バーで「On Tap(タップ)」と表示されているビールは、ケグ(樽)から直接注がれる生ビールのこと。現代では木製の樽ではなく、金属製の容器が使われています。蛇口から出てくるのがタップビールと呼ばれる所以。
ドラフトビール(Draught/Draft)はケグから注がれる生ビールのことで、ほとんどタップビールのことを指しているようなものです。

以下にオーストラリアでよく見かけるタップビールのスタイルとその特徴を紹介します!
1. ラガービール(Lager)
低温でじっくり発酵させたラガービールは、すっきりとした味わいが特徴です。暑い日や軽く飲みたい時にぴったりのビールです。日本で一般的に飲まれているビールもこのラガータイプに分類されます。
他にもアメリカンラガーやウィーンラガーなどど下位分類することもあります。ピルスナー(Pilsner)というチェコ発祥のスタイルが最も有名です。
2. ペールエール(Pale Ale)
ホップの香りが豊かで、程よい苦味とフルーティーな香りが楽しめるビール。イギリス由来のスタイルで、クラフトビールブームの中心的存在でもあります。
3. インディア・ペールエール(IPA)
IPAはペールエールの中でも特にホップが効いていて、強い苦味と柑橘系の香りが特徴。昔イギリスから植民地のインドにビールを運ぶ際、長距離移動でも腐らないようにホップとアルコールを多めに投入したことで防腐効果を高めたのだそう。クラフトビールファンに特に人気です。
4. ダークビール(Dark Beer)
色の濃い麦芽を使って醸造されたビール。コクと香ばしさ、時にはチョコレートやコーヒーのような風味を感じられる種類もあります。
- ポーター(Porter):比較的軽めのダークビールで、チョコレートやローストの風味が特徴。
- スタウト(Stout):ポーターよりも濃厚で、クリーミーな口当たり。ギネスビールで有名なスタイル。
5. ウィートビール(Wheat Beer)
小麦を主原料としたビールで、爽やかでフルーティーな味わいが特徴。夏に人気のビールスタイルです。
6. サワービール(Sour Beer)
酸味のあるビールで、果物のような風味が強く、好みが分かれる個性的なスタイルです。女性にも人気があります。
7. ジンジャービール(Ginger Beer)
本来ビールではありませんが、タップに並ぶことがあるアルコール入りの発酵ジンジャー飲料です。ピリッとしたショウガの風味とほのかな甘さが特徴で、爽快感があります。
グラスの種類

グラスの種類は大きく4つあります。
- パイント(Pint) 570ml
- スクーナー(Schooner) 425ml
- シュミディ(Schmiddy) 350ml※スクーナーとミディの名前を混ぜてつけられました。
- ミディ(Middy)285ml ※一部地域ではポット(Pot)やハンドル(Handle)と呼ばれることも。
それよりも大きい単位はジャグ(Jag)です。つまりピッチャーのことで、スクーナー3杯分位(1140ml)の容量です。
オーストラリアの代表的な「瓶ビール」
オーストラリアでは、地元産の瓶ビールも多くの人に親しまれています。以下はバーや酒屋でよく見かける代表的なオーストラリア産の瓶ビールです。
コジオスコ(Kosciuszko Pale Ale)
ニューサウスウェールズ州の雪山「コジオスコ山」から名を取ったペールエール。バランスの取れたモルトの甘さとホップの香りが特徴で、軽やかで飲みやすい味わいです。アウトドアやバーベキューにもぴったりの一杯。
ハーン スーパードライ(Hahn SuperDry)
低炭水化物・低糖質を特徴としたドライラガー。さっぱりとした味わいで、キレのある後味が魅力。ライトな飲み口なので、ビール初心者や食事中に飲むビールとしてもおすすめです。
ジェームズ・ボーグ(James Boag’s Premium Lager)
タスマニア生まれのプレミアムラガー。クリアで爽やかな味わいが特徴で、ほどよい苦味とコクのバランスが良い一本です。洗練されたラベルも魅力で、特別なシーンにも合います。
ジェームズ・スクワイア(James Squire シリーズ)
クラフトビールの代表格として知られるJames Squireは、複数のスタイルを展開しています。たとえば、One Fifty Lashes(ペールエール)や、The Chancer(ゴールデンエール)などが人気。個性的な味を楽しみたい人にぴったりのシリーズです。
ストーンズ ジンジャービール(Stone’s Ginger Beer)
ジンジャービールとは、ジンジャー(生姜)を発酵させて作る甘くてスパイシーな炭酸飲料。アルコール入りのものもあり、ストーンズはその代表的なブランド。甘口ながらピリッとした生姜の風味があり、ビールが苦手な人にも人気です。
カールトン・ドライ(Carlton Dry)
すっきりとしたドライな口当たりが特徴のラガービール。雑味が少なく、軽快で飲みやすいスタイルは、暑い日やバーベキューなどカジュアルなシーンにぴったり。どこでも手に入りやすく、幅広い層に人気です。
クーパーズ(Coopers)
南オーストラリア発の老舗クラフトビールブランド。ペールエール、スパークリングエール、ダークエールなど様々なスタイルがあります。特徴は瓶内二次発酵によるナチュラルな濁りとコク。栓を開ける前に軽く逆さにして酵母を混ぜる「クーパーズターン」でよりまろやかな味わいを楽しめます。
XXXX(フォーエックス)
クイーンズランド州で圧倒的な支持を誇るローカルラガー。軽くてドライな飲み口、クセのない味わいが魅力で、屋外イベントやスポーツ観戦にぴったりの一本です。ラベルの大きな「XXXX」マークが目印で、オーストラリアらしさを感じる定番ビール。
トゥーイーズ(Tooheys)
ニューサウスウェールズ州シドニー発のビールブランドで、オージーたちに親しまれるローカルラガー。中でも「Tooheys New」はマイルドで飲みやすい味が特徴。派手さはないものの、どんな料理にも合わせやすく、安定した人気を誇るビールです。トゥーヘイズと読まないように注意!
フルーティーで飲みやすい「シードル」について
シードル(Cider)はリンゴを発酵させて造るアルコール飲料で、甘口から辛口までさまざまなタイプがあります。オーストラリアでは暑い気候にもぴったりな爽やかな飲み物として人気があります。
5 Seeds Cider
スーパーマーケットやバーでも手軽に見つけられる代表的なシードル。甘さとフルーティーな香りが特徴で、初心者にもおすすめです。
Pink Lady Cider
ピンクレディというリンゴ品種を使ったシードル。見た目もほんのりピンク色で、酸味と甘みのバランスが良く、リンゴのナチュラルな味わいが楽しめます。
Granny Smith Cider
青リンゴを使ったサイダーで、甘さ控えめで爽快感が強めです。
William Pear Cider
ウィリアム種という洋ナシを使ったサイダー。英語ではペリーとも呼ばれます。
その他のシードル
- The Hills Cider:南オーストラリアのクラフトシードルブランド。リンゴや洋ナシなど果物本来の味わいを活かしたシードルが魅力。
- Somersby:国際的にも展開しているブランドで、フレーバーのバリエーションも豊富。
まとめ
オーストラリアのバーでは、多様なビールやシードルが楽しめます。特にタップビールはその場でしか味わえない新鮮な風味が魅力。また、瓶ビールやシードルにも地域性やブランドごとの個性があり、自分のお気に入りを見つけるのも楽しい時間です。これからバーを訪れる方は、ぜひ今回紹介した種類を参考に、いろいろな味を試してみてください。
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