はじめに
ヤッホオ、サイトオです🦏ワーキングホリデーの仕事探しに不安を感じている方はいませんか?本記事では費用をかけずに取得できる資格【Food Handler Basic Training】を紹介します!
FOOD HANDLER BASIC TRAINING…
食品の衛生管理についての基礎知識を証明するための資格ですね。初めて聞いた!という方も多いのはないでしょうか。実は私もワーホリに来て暫くはこの資格の存在さえ知りませんでした…。資格の取得の経緯となったのはズバリ、職場で取得が義務になったから。

こんな感じのメールが突然職場から送られてきました。

なんだこれ?と思い同僚のワーホリの子に聞いてみると、「私これもう持ってるよー!」とのこと。どうやら情報感度が高かったり、以前の職場で求められた子は持っているようでした。
取得しなければ飲食店で働けない法的な拘束はないのですが、私の職場のように取得が義務とされているところもあるかと思います。また、この資格を取得することにより、実生活にも活かせる食品衛生の知識が身についたので、今この記事を読んでくださった全員に取得をお勧めします!

恥ずかしながら、正しい食品の解凍方法とか、冷蔵庫の棚に物を入れる順番とか、全然知りませんでした(笑)
今回の資格がオススメな人
オーストラリアで食品に関わる以下のような仕事を検討している方
- キッチンハンド
- カフェスタッフ
- レストランサーバー
- ホテルの調理補助
- ファームでの食品加工 など
面接時に「I already have a Food Handling Certificate」と伝えるだけで、採用面接時に好印象に!

取得方法の前に、簡単にこのFood Handler Basicについて説明していきます(一部NSWのルールに準拠した内容となることご了承ください)。
※記事の最後に仕事探しで役立つオススメの資格一覧も上げているので参考にしてみてください!
違いを理解!資格の種類は大きく3つ
種類 | 対象 | 発行元 | 費用 | 使える範囲 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1. Food Handler Basics(NSW政府) | 一般スタッフ向け | NSW州政府 | 無料 | NSW州内での基本業務 | 知識証明には使えるが法的義務ではない |
2. Food Safety Supervisor(FSS) | 責任者向け | RTO+NSW認定 | 有料($120〜) | NSWで飲食店舗に1名必須 | 店舗の開業・運営に必要 |
3. 民間のFood Handling資格(全国対応) | 飲食全般 | RTO(登録教育機関) | 有料($20〜$60) | 全国で利用可 | 全国対応・就職に有利 |

つまりそれぞれの州が提供する無料のベーシックコース、そしてRTOが提供する責任者コースと民間Food Handlingコースに分かれています。私が取得したのは1番の資格です。

一方で、民間の資格は州をまたいで有効というメリットも(VICやQLDなど他州でも通用)。
費用は$20〜$60前後、ガッツリ飲食業界で働いていきたい、面接で更にアピールしたい方は検討しても良いかもしれません。また、無料資格より難易度も上がるので、まずは無料資格で基礎知識を身につけ、優良資格に挑戦するのも一つの策略です。
※どうせ資格にお金を払うならまず初めにRSA取得に課金するのがオススメ
※RTOとは:オーストラリア政府に公的に認定された教育・研修機関のこと。日本でいうところの「公的に認められた職業訓練校」や「認可専門学校」に近いイメージです。オンラインコースもあるとのこと。
州ごとの取得義務状況
州・準州 | 取得義務 | 主な特徴 | 推奨される資格 | 注意点 |
---|---|---|---|---|
NSW(ニューサウスウェールズ) | 一般スタッフは任意 (責任者は必須) | 一部地域で「認定食品安全責任者」が必要 | Food Safety Supervisor(責任者) Food Handler Basics(一般職) | 責任者はNSW政府認定のトレーニング学校経由で取得が必要 |
VIC(ビクトリア) | 同上 | 施設によっては責任者配置が義務 | 同上 | 登録フードビジネスでは責任者資格必須のケースあり |
QLD(クイーンズランド) | 同上 | 一部の飲食店では全スタッフに研修推奨 | Food Handling Training またはFood Safety Supervisor | Food Act 2006 に準拠 |
WA(西オーストラリア) | 法的義務なし(事業者判断) | 衛生管理は義務、資格は任意 | FoodSafe Onlineなど | 市役所や保健局の推奨あり |
SA(南オーストラリア) | 同上 | 食品衛生規定あり | DoFoodSafely(無料オンライン)など | 無料で公式な学習が可能 |
TAS(タスマニア) | すべて推奨(義務ではない) | 地方自治体ごとに規定が異なる | 通常のFood Handler Certificate | 雇用先のルールによる |
ACT(首都特別地域) | 飲食責任者に義務 | 一般スタッフは任意 | 同上 | 地方自治体のチェックが細かめ |
NT(ノーザンテリトリー) | 義務なし | 通常は雇用先の判断 | 同上 | 店ごとの判断が主導 |

現状一般スタッフの立場で取得義務の州はありませんが、その分取得していたら周りと差がつけられますよね。また、キッチンハンドなど実際にキッチン内に入りたい方は取得しておいた方が印象が良いかと思います。
私が取得したNSW政府の「Food Handler Basics」について
結論からお伝えしますが、資格を取得したい方は以下のサイトにアクセスし、オンライン講座を受講し、PDFで修了証をダウンロードしてください。それだけです!◎
- 公式サイト: NSW Food Authority公式トレーニング
- 対象者: 飲食アルバイト、カフェスタッフ、キッチンハンドなど
- 費用: 無料!
- 内容: 食中毒、清掃、保存方法などの基本
- 修了証: オンライン完了後、PDFでダウンロード可能


始めると結構長くてめんどくさかったので、時間がある時に一気に片付けましょう!


因みに、私は途中で力尽きてしまいました…。勉強パート(1~7)の1章〜4章は順番に進められましたが、その後は疲れてしまい(苦笑)。結局は以下の流れを実行しました。一番最後の8章のテストを受ける⇨不合格→間違えた問題を見直す⇨テストを受け直す⇨得点率を上げる(を何回か繰り返す)⇨合格という流れでした!大きな声では言えません!

時間制限やテストで間違えたら暫く受講できない等のペナルティもないので、そこは気楽に!わからなければスマホで翻訳しながら受けてみてください!
最後に
本日は仕事探しに有利になり、しかも無料で取得ができるFood Handler Basicについてご紹介しました!ワーホリでバリスタやカフェ勤務に憧れている人も多いのではないでしょうか?現地での就職活動が有利になるかもしれません。レジュメ配りの前に、積極的に取得にチャレンジしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。今後もワーホリ×資産運用についての記事を上げていくので、参考になったと感じた方は是非SNSでシェアしてくれると嬉しいです!質問や疑問点があれば気軽にコメント等してください🦏
※RSAについての記事も執筆予定!
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